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武蔵小杉でダルシマー教室開講

2020年7月27日、東急東横線 武蔵小杉駅/JR南武線 武蔵小杉駅より徒歩1分の商業施設Kosugi 3rd Avenue 3階にオープンする音楽教室DoremiNoteに、
ダルシマー科が新設されます。

詳細はこちら

JR横須賀線の武蔵小杉駅からは少し距離がありますが、武蔵小杉は東京駅から20分ほどのところです。

教室にはDusty Strings社の入門用楽器 (12/11 2オクターブ半)を置きますので、楽器を持たずにお越しいただけます。

火曜のみの開講ですので、それ以外の曜日をご希望の方は、これまで通り出張レッスンとなります。出張レッスンは、それぞれお住まいの地域や、楽器を運べるかどうかなど条件が違いますので、お問合せください。

また、レッスンとは関係なく、ダルシマーに興味があり間近に見たいという方には、ハンマー・ダルシマー・クラブ ハートストリングスの練習会の日時をお知らせしますのでお問合せください。



# by yt-aoki | 2020-07-02 15:59 | ハンマー・ダルシマー

静岡オートハープギャザリング

11月9日から10日にかけて開催された静岡オートハープギャザリング参加報告、遅い投稿です。

ほぼ2年に1度の参加、それは「私の楽器はオートハープじゃないし」という思いによるのですが、1年行かないと、そこでしか会えない人たちにまた会いたくなるからなのです。日本各地から集まるオートハープやその他の楽器奏者の方々と一緒に演奏させていただいた体験、特に1日目の夜の、あみだくじで一緒に演奏する相手を決めて行われる発表は、スリリングながら、思い出に残るものが多いです。

静岡にあるダルシマーを貸していただけるのも行こうと思うきっかけになっています。所有者からは、チューニングとメンテナンスをしてもらえると思っていただいてます。メンテナンスなんてしませんけど。会場は、車を利用しないととても不便なところにありますが、バスを乗り継いでいくことも可能ですし、状況によっては静岡駅からの送迎をしていただけたり、翌日昼までに東京に帰らなければならないときに、同じように翌朝出て帰る人の車にのせていただけたり、ということで、このギャザリングをきっかけにした知り合いは増える一方。

この10年余りでおそらく7回目の参加ですが、今回初めて自分の演奏枠の中で、オートハープとのデュオを1曲演奏させていただきました。

10月にフォーク・ハープとのSouth Windとオートハープの古屋克己さんと共催で行ったちいさな集まり「ダルシマー&オートハープ・ギャザリング in 茅ケ崎」、関東を台風が直撃した直後ということもあり、和歌山からの参加は叶わなかったのですが、オートハープのあらかんずさんにも参加していただいて、ささやかに開催されました。その際、South Windと古屋さんとの3人のセッションが楽しく、古屋さんに「もし静岡に参加されるなら、ぜひ一緒に演奏しましょう」とお願いしておいたのです。古屋さんの枠(エントリー名は「122ストリングス-1」、3人で122弦のうち一人足りないという意味)でも1曲演奏しました。

他にもSouth Windとして参加した時、帰りにバス乗り場に向かおうとしていた私たちを追いかけてきて、焼津まで送ってくれたご夫妻の、奥様との再会。その後急にご主人を亡くされた彼女は、ギターではなくご主人のオートハープを弾きながら歌うようになっていて、彼女と他の久しぶりに参加した人たちとの交流は、傍で見ていても心動かされるものでした。

ばっちり決まったあみだセッションも忘れずに記録しておきます。今年はWhite Beach Brothersのお兄さんとでした。たしかキャロランの曲を演奏されたことがあると記憶していたのでお尋ねしたところ、Carolan's Concertoを弾かれたので、「それなら弾きたいと言った人の伴奏をしたことがあります!」と1回合わせただけで本番。繰り返し回数だけ確認して、曲紹介もせずに演奏。こういう記憶が、また来たいという思いにつながるのです。

また来年、と別れた人たちと、本当にまた来年会えるかはわかりませんが、多分また、出かけていくことでしょう。

# by yt-aoki | 2019-11-27 23:50 | イベント・コンサート

第15届世界揚琴大会

中国安徽省の合肥(Hefei)市で開催された、15回目のCWAコングレスに参加してきました。2005年に北京で開催されたときと同様、外国からの参加者は少なかったのですが、それでも13か国からの参加がありました。会長ヘレンチャールさんとスロヴァキアからのツィンバロム、スイス・アッペンツェルのハックブレット、イギリスとアメリカのダルシマー、イランのサントゥール、メキシコのサルテリオ。シンガポール、マレーシア、オーストラリアは揚琴で、韓国からは伝統のヤングムを使うグループと、揚琴と韓国楽器を使うグループ、そして日本からは揚琴、ツィンバロム、ダルシマー。一方中国国内からは、各地にある音楽学院、師範大学ほか、揚琴協会、地域の代表団など30組。それぞれの枠の中で、1曲ごとに楽器を入れ替え編成を変えるところから、1台の揚琴を代わる代わるソロで演奏するものまでさまざまでした。

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26日夜のオペラハウスでのオープニング・コンサートは100人による揚琴合奏”Beautiful Hefei"(写真)に始まり、揚琴合奏、中国楽器の合奏、ツィンバロム、ハックブレット、サントゥールなど中国以外の楽器を紹介する曲目、そしてオーケストラ伴奏による揚琴名曲集などがあり、揚琴関連の曲を紹介するものでした。ホテルとオペラハウスはバスで送迎されますが、別のホテルに行くバスもあるので、乗り間違えないようにと注意されました。

翌朝、会場であるオペラハウスの前で、巨大な半円形を作っての写真撮影の後、同じ建物内の音楽ホールでコンサートが始まりました。その日の午後、ツィンバロムの崎村潤子さんとダルシマーの私とは別枠で、日本からの参加者、揚琴の張林(Zhang Lin)さんのコンサートがありました。実はそのコンサート以前にお会いすることができなかったので、楽屋からの出待ちをしました。それ以後は不思議とホテルのエレベータで一緒になったり、ホールで出会ったりできたのですが、張林さんも昔馴染みの方たちとお会いになっているようで、楽しそうにしていらっしゃいました。

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コンサートの終演予定は夜の9時半でしたが、ほぼ毎日10時。バスに乗ってしまうと、ちょっとした飲み物などの買い物もできません。ただ、ホールから10分ほど歩いたところに大きなショッピングモールがあることがわかり、食事をしたり、サンドイッチや飲み物を買えることがわかったので、毎日一度はそこへ通うようになりました。滞在3日目の夜、少し早く戻れた時にようやくホテルの向かい側にコンビニを発見し、ペットボトルのお茶を買うことができました。

4日目の午前中の最後が日本人参加者の枠。午前中演奏がある場合開演前にリハーサルがあるので、7時半のバスに乗ります。今回は私のソロ曲が3曲、崎村さんとのデュオで1曲、私が抜けて崎村さんのソロ曲、崎村さんの香港のお友達とのデュオ、さらにマレーシアから参加の人にピアノを弾いてもらってトリオで演奏という構成になりました。この日のお昼くらい日本人同士で一緒に食事をしましょうと出かけた店に、香港とマレーシアの人たちが仲間数人で偶然現れたのには驚きましたが、リーズナブルで美味しい店は誰もが同じように感じるのでしょう。

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最終日はオペラハウスで閉幕コンサート。音楽ホールに比べると楽屋も数があり、日本、スイス、マレーシア、メキシコの7名でゆったりとした一部屋が割り当てられました。リハーサルは各国1曲と、全員合奏曲の「茉莉花」だけ。長い待ち時間の間、スイスのハックブレットを少し弾かせてもらいました。これと同じ楽器は国立音楽大学の楽器学資料館に所蔵されています。スイス・アッペンツェル地方の独特の楽器で、2005年に北京で見た時すぐさま、「これ、くにたち音大にありませんか?」と聞いたほどです。北京でその話をしたとたん、今回の参加者ヨハネスのお母様が「グンジ、グンジ」と叫びだし、国立音大の郡司すみ教授が買い付けた楽器だとわかりました。そして今回実際弾かせていただくと、左側の高音ブリッジの左右が、下の3つは5度の関係になっているのに、その上が6度になっているのだと知りました。しかも上下の弦の関係が、半音のところと全音のところがあるのです。ダルシマーで言うと12/13コースなのですが、クロマチック・レンジが2オクターブと4度、低音はダイアトニックで5度あり、全体で3オクターブの楽器です。効率が良い楽器なのですが、音の位置を覚えるのが大変。「茉莉花」もすぐには弾けませんでしたが、楽器製作者のヨハネスにも難しそうでした。

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閉幕コンサート終演後、身軽な崎村さんが先に私の楽器を持って帰ってくれると言ってくれたので、お願いして、着替えたり荷物をまとめたりしてからバスに乗りました。ところがそのバス、見慣れないところを走り始めるのです。そして到着したのは滞在していたのとは別のホテル。思わず隣席の人に、これはあなたのホテルですかと聞いてみたところ、バンケットよ、との返事。崎村さんがタクシーで帰ったと思い込んでいたので、急いで連絡をとると、崎村さんも前のバスに乗り、同じホテルの玄関を入ったところにいるとのことでした。そこから「円満成功」の宴会。ご挨拶があり、楽器が当たる抽選会があり・・・・終わってホテルへ戻りパッキング、翌日は遠足に参加せず、朝5時にホテルを出るタクシーで帰国の途についたのでした。

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(写真はすべて小出賢司さん撮影のものを使わせていただきました。)

# by yt-aoki | 2019-11-15 22:12 | イベント・コンサート

2019年10月の予定

「ダルシマー&オートハープ・ギャザリング in 茅ケ崎」
日時:10月14日(月・祝)13:30~
会場:春秋会館(茅ケ崎駅南口)
出演:古屋克己、South Wind(folk harp & hammer dulcimer)、Merry Strings(hammer dulcimer duo) ほか
入場:無料
※ 和歌山と神奈川のダルシマー・デュオMerry Stringsとしての演奏は4年ぶり、2015年のCWAイギリス大会以来です。実は春の「お花見ライブ」(リュスモーネ、和歌山)に行った際、久しぶりに二人で合わせてとても楽しかったので、茅ケ崎でイベントをしようということになった時、真っ先に連絡しました。関東での演奏は、2014年の美野里ダルシマ&オートハープ・フェス以来5年ぶりとなります。

"The 15th Yangqin World Congress in Hefei, China"
日時:10月26日~30日
開催地:合肥市(安徽省、中華人民共和国)
※ CWA(Cimbalom World Association)の2年に1度の大会、今年は北京の予定でしたが、北京での会場が確保できず、合肥市での開催となりました。日本からはツィンバロムの崎村潤子さん、揚琴の張林さんと、ハンマー・ダルシマー青木陽子の3人が参加予定です。

ハンマー・ダルシマー・クラブ ハートストリングスの練習会は、6日と20日、杉並区内の施設で開催します。詳細はお問合せください。
また10月20日(日)午後は十三音会に参加します。

# by yt-aoki | 2019-09-16 13:19

2019年の上野牧場(5月の予定)

茨城県小美玉市にある上野牧場で開催されるフェスの予定です。

4月27・28日 第38回ブルーグラス・フェスティバル(春)
5月25・26日 第18回ダルシマ&オートハープフェスティバル
6月29・30日 第14回フォークソング・フェスティバル
7月27・28日 第16回ドックワトソン・フェスティバル
9月28・29日 第13回カーターファミリー・フェスティバル
10月26・27日 第39回ブルーグラス・フェスティバル(秋)

ハートストリングス(ダルシマー・アンサンブル)は、5月のダルシマ&オートハープフェスティバルに参加予定です。今年で15回目となります。7月に介護施設での演奏予定もあり、新曲を含めて準備中です。

# by yt-aoki | 2019-03-24 15:59