Shizuoka Autoharp Gathering

「静岡にはオートハープを弾く人がたくさんいるんだよ」
そう聞いてはいたが、確かにちょっと東京では考えられないような人たちがそこに集っていた。美野里のダルシマ&オートハープ・フェスティバルに参加するようになってから、オートハープ人口の多さは感じていたが、そのオートハープ奏者の一人と一緒に演奏するようになって2年、今回初めて1泊2日のギャザリングに参加した。

会場は静岡駅からバスで行こうとすると、途中で町営バスに乗り換えて70分ほどのところ。近々藤枝市となるが現在は岡部町にある施設で、地元の人たちのグループにより運営されている。週末は地元の農産物の市もたつ。しいたけやたけのこが特産の土地だ。建物は多目的ホールと18畳の和室が2部屋という簡素なものであるが、あらかじめ予約すれば食事を用意してくれる。そしてその和室に宿泊することができる。

そこにいったい何人が集ったのか確認しなかったが、夕食を頼んだのは68人と聞いた。そして午後1時から夕食の6時までに17組のソロやグループの演奏があった。それも地元静岡からだけではなく、北は仙台、南は徳島、淡路島や長野、茨城、埼玉、東京、神奈川から来た人たちがいた。遠方の人が言うには、静岡オートハープ・ギャザリングという名前ではあるが、そこしか集まる場がないのだそうだ。

私はその会場までダルシマーを運んだわけではなく、もともとはオートハープ奏者所有のダルシマーの様子を見にいくというのが目的だった。ハートストリングスのメンバーによって切れた弦を張り替えられたハンマー・ダルシマーの様子を見、チューニングをするだけのつもりでエントリーしたが、しっかりと20分の演奏枠が確保されていた。そんなに演奏しなくても良いのだけれどと思いながらソロ曲を3曲と、最後に11月16日と同じ編成で1曲演奏させていただいた。

夜10時までと予定していた演奏の終了は11時だった。これもそばに民家がなく、管理人が常駐していないからこそできるのだろう。その後多目的ホールでは深夜2時すぎまでセッションが続いていた。

かなり遅くまでセッションに参加していたにも関わらず、朝7時過ぎには目が覚める。そして夜通し置きっ放しにしていた楽器に近寄ってくる人たちと話をする。車の中で寝た人もいて、朝食は30人分ほどだったと聞いた。そして朝食後の演奏は前日演奏できなかった人たちと、朝くじ引きで決まった組み合わせでの演奏。ダルシマーはツィターとの組み合わせになった。私の知っている曲はなさそうなので、即興でコード進行を想像しながら弾く。ところどころ予想外の展開があったり、不慣れな楽器で音を間違えたりしたが、それもご愛嬌。ツィター弾きさんだけでなく、私にとっても初めての体験で、やってみたというところに意味がある。

普段生音の世界にいるため、最初はスピーカーを通す音がきつくてつらかった。時々外へでて耳を休めたりしていたが、ホールの切妻屋根の破風に丸窓があり、そこから空が見えることに気がついた。土曜日はお天気は回復したものの、まだかなり雲が流れていたのだが、その窓から流れる雲を見ていると、かなりのどかな気分になれた。
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by yt-aoki | 2008-12-02 01:32 | 音楽 | Comments(0)
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