Gruppe 和 終了

コンサートに来てくださった皆様、ありがとうございました。

以前のGruppe 和 には、ダルシマー2台で参加していたが、今回は相方の都合が悪いというところへハーパーと知り合ったため、ハープとダルシマーという組み合わせになった。そしてコンサートを終えてみると、以前はちょっと無理していたのかもしれないと思う。

ダルシマーというのは制約のある楽器で、無い音や弾きにくいパッセージがある。ダンパーが無いため、残響が残りすぎることが問題になる曲もあるし、ミスしたときなど不協和音が残って最悪だ。けれどハープ(小型のレバー・ハープ)とやってみると、ハープにはハープなりの制約があり、ダルシマーではできてもハープにはできないことがある。そして、今回の相方であるハーパー(ハープ奏者)は、無理はしない。

これまでもクラシックの曲をアレンジして弾く時には、ダルシマーらしい装飾を心がけ、例えば元が鍵盤楽器の曲であれば、その譜面通りに弾く必要はないと思ってはいた。鍵盤楽器と同じに弾くなら、何もダルシマーを使う必要はないだろうと考えたから。けれどやはり、楽譜を重視するクラシックの習慣から全く自由になるということもできずにいたのだ。

何回かの合わせの中で私がいつまでも弾けずにいると、もともとダルシマーの曲じゃないのだから(今回はリコーダー用の曲)もっと音を抜いても良いのじゃない?とアドヴァイスされた。確かにそうだ。私は40の手習いで、決して超絶技巧の奏者を目指しているわけではない(なれるわけが無い)。5本の指を動かして弾ける曲でも、2本の手では弾けなくて当然だ。

そうして出来上がった曲は、「ゆっくり弾いた方がきれいね」ということになり、最初の合わせからするとかなりテンポを落とすことになった。そしてゆっくり弾いて余裕が出てくると、個々のフレーズに対するイメージがより明確になってくる。トゥーララ、トゥーララ、とかパッパッパッ パーヤラとか、最終的に私は歌いながら練習していた。そして歌いながら弾いているということがとても楽しかった。

そんな風にして臨んだコンサート、終わってみればかなりな脱力系だった気がする。けれどその音を
「ダルシマーの細かい細かい光と アイリッシュハーブの柔らかい風、それはそっと心の琴線に触れて、素晴らしいヒーリングでした」と評してくださった方がいるのだ。

ダルシマーは音そのものに魅力があるのだから、無理にたくさんの音を使う必要はない。けれど逆に音の数が減ったら、それだけひとつひとつの音がきれいに響かなければならない。もしかしたらまた難しいところに戻ってしまったかもしれないけれど、私が気持ちよく弾けて、それを気持ちよく感じてくれる人がいれば最高だ。
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by yt-aoki | 2009-05-03 00:38 | イベント・コンサート | Comments(0)
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