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カンテレ・ワークショップでご紹介

4月28日、朝から大雨だった日の夜、カンテレ・ワークショップにダルシマーで参加した。昼の自然館へは傘をさして行ったけれど、夕方は幸いやんでくれた。ホームや電車の中が濡れているのではとちょっと心配だったけれど、大丈夫。ただ、東西線・神楽坂駅が深く、階段しかないので大変。地上に上がってくるだけでハーハー言ってしまった。

会場は、キイトス茶房。私はなぜか書房と読み違え、ブログを見ても自分の間違いに気づかぬまま、直前まで書房という名の喫茶なんていいなと思っていた。神楽坂駅からは5分とのことだが、結構歩道が狭い。友人は楽器を持って移動する際、カートに乗せて引く。私たちの楽器は台形なので、平行な辺を上か下にするしかない。けれどそうすると、幅が1メートルもあるのでとても大変。とてもこんな歩道では使えない。それでこんなものを作ったりするのだ。昔の写真が出てきたので参考に。

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開始は7時からだけど「6時開場、少し早めに来ていただければ」とのメールに神楽坂駅6時を目指して行ってみたら、すでに何台ものカンテレがテーブルの上に置かれ、皆チューニングをしている。昨年銀座で行われたワークショップとは大違いでびっくり。いつの間にこんなに人口が増えたのでしょう? とりあえず手近にあいていたスペースでチューニングを始めたが、この人と湿気ではすぐに狂ってしまう。そこそこにして楽器を置く場所を探すが、こちら側がステージと言われたところにはライトが当っている。部屋の隅のほうに立てて置き、その前の椅子に座ることにした。思いがけずバンドゥーラさんも2台楽器を持ってきていて、ライアーさんも来るから、多弦の会のようだ。けれど多数置いてあるカンテレも空きがないほど、誰かが見たり弦をはじいたりしている。

7時からの前半は、カンテレや他の楽器の演奏、休憩の後の後半は、Mun kanteleeniという曲を合わせると主催者の案内がある。演奏は5弦カンテレに始まり2人のカンテレ奏者による演奏、バンドゥーラの紹介と演奏、ライアーの紹介と演奏と続き、私もSouth WindとSiciliana(Spagnoretta)の2曲を演奏させていただいた。その頃には満席で立ち見も出るほど。

イースターの時も楽器紹介をさせていただいたが、今回のように弦楽器に興味のある人が多いと話す内容も変わってくる。また、前に異種楽器が紹介されているので、それらとの共通点や違いなどに触れ、結構時間をいただいた。

後半はMun kanteleeniのCDを聞き、フィンランド語の歌詞の朗読があった後、シャンソン歌手の小林麗子さんが英語で歌われ、それに合わせて皆で演奏という盛りだくさんの会となった。

演奏後は楽器を出しておいたので、休憩時間や終了後に何人もの方たちが見にきてくださった。予想以上に人が集まったようで、大変な混雑の中、人々が興味ある楽器に近づき話を聞き合う。終了後もなかなかそれが収束せず、お店の方が「9時45分に閉店します」と言っても人が引かないほど熱気あふれる会となった。せめて美野里のチラシくらい、もっと持ってくればよかったと後悔したが、楽器を持って参加してよかった。

toiさん、誘ってくださってありがとうございました。
by yt-aoki | 2010-04-30 13:57 | イベント・コンサート
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