ワークショップ&みんなの発表会終了

2日くらい前から、雪になりそうだよと言われ、前日夜から雪はほぼ確実という予報。ワークショップ参加者の方たちは万一の場合、楽器を持たず身ひとつで来てもらってもよいけれど、私たちの楽器、何人かの預けた楽器とツィンバロムがどうなるかとても心配した。運転手は青森出身。雪道に慣れているだろうか? けれど東京は、自分が走れても、誰かが走れなくなって渋滞したり、通行できなくなったりする。とりあえず前夜のうちに、参加者へは無理をしなくてよいことをメールで伝えた。

当日の朝、普通に外の音が聞えるので、ああ、これは大丈夫とカーテンを開けた。雪が積もっているときは、外がシーンと静まり返っていて、雪の落ちる音だけがするものだ。ところが朝8時、出かけようとすると、雪が舞い出した。これで1日降り続くと、今度は夕方が心配。

休日の朝の電車は接続が悪く、かなり待たされたが、駅前のコンビニで朝食・昼食を買っても5分ほどの遅刻で済んだ。ただ、道路の方も渋滞しているらしく、車は遅れて到着。

ホールの舞台上に楽器をセットする。今回のワークショップは「楽器の演奏はステージ上のみとなります」という注意に従ったもの。バックパッカー・ダルシマーを載せる長机を半円状に配置し、中心に講師の小松崎健さんの楽器を置く。外側にハートストリングスの楽器を、崎村潤子さんのツィンバロムとキーボードを舞台上手に配置。やがてほぼ初対面の参加者達がやってくる。

バックパッカー・ダルシマーを机に置いてワークショップの開始。バチの持ち方、音の位置。その間に、参加者と楽器を交換して、チューニングさせてもらう。ダルシマーがない人にはハートストリングスの楽器を使ってもらい、ハートストリングスの2名は、並行して行われるツィンバロム・ワークショップを受ける。

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小松崎さんが用意してくれた曲は3拍子のShoe the Donkey、皆で少しずつ覚えていく。最終的にメロディー組とコード組に分かれて合わせる。一方のツィンバロム・ワーク
ショップは、「ふるさと」「冬景色」などのメロディーを練習。 本番はソロ演奏で、崎村さんの伴奏がつく。

昼食休憩となり、12時半からリハーサル。机と楽器の位置を変更し、机の手前にハートストリングスの楽器を弓形に並べる。そのほかの演奏者の位置を確認し、実際に通して演奏してみたり、座っただけで弾かなかったり。少し早目に終わったので、再度楽器の
チューニング。その最中、ワークショップ参加者の中に、ソロで演奏できる人や、オカリナの先生がいることがわかって、演奏の相談をする。1人は崎村さんの伴奏でダルシマーを弾くことになり、オカリナの先生もオリジナル曲をダルシマーとの2重奏で演奏することになった。

2時半開場。悪天候にもかかわらず、予想外に多くのお客様が入り始める。3時開演。
第一部はダルシマーの演奏。まずワークショップの参加者&助っ人による、Shoe the
Donkeyの演奏。2番目はMさん。雪の心配があったため楽器を持たずに参加。ワーク
ショップで使った楽器は初めて触るものだったが、休憩時間に曲が弾けることを確認し、演奏することになった。初めて使う楽器は、音の配置が同じでも、微妙にブリッジの間隔が違ったり、弦と弦の間が違ったりするため弾きにくいことをもっと説明すべきだったなと反省。そして突然決まったオンブラ・マイ・フのソロ演奏が入り、次がAさん夫妻。ご主人のギター、奥様のダルシマーという編成は、皆に亀工房やDulciCafeさんを思い出させるようだ。ハートストリングス、サウス・ウィンド、ともにすでにチューニングが狂っていて気持ち悪さを感じながらの演奏。そして第一部の最後に、鳥の声を模したオカリナ曲の演奏が
入って休憩。

10分間の休憩の後は、ツィンバロムの演奏。まず崎村潤子さんのお弟子さん、小学生のMちゃんと中学生のSちゃん。そしてワークショップ参加者の演奏の後は、小松崎健さんによるツィンバロム演奏。朝と昼休みにちょっと打ち合わせただけながら、きれいなトレモロと4拍子で変化をつけたアメージング・グレースを演奏された。そして潤子さんの2曲でツィンバロム・コーナーを終わり、最後は小松崎健さんと、浜田隆史さんのライブ。浜田さんは、朝からダルシマー・ワークショップに参加して初めて、ダルシマーではクロマチック進行が弾きにくいということを知ったらしい。私はずっと、「浜田さんの曲はとっても素敵だけど、弾けない!」と思ってきたが、それがどういうことなのかわかったようだ。しかし、それを弾きこなしてきた小松崎さんもすごい。

2人のステージは「虎杖(イタドリ)」に始まり、「忘れられた夢」「銭湯の歌」「パルティーダ」「デジタル・ディレイ・ラグ(ギター・ソロ)」「スター・オブ・カウンティー・ダウン(ダルシ
マー・ソロ)」「ノサップ」「ボーナス・ラグ」の8曲。アンコールの「雪原の歌」も含めて好きな曲ばかり。前夜の西荻窪・サンジャックで聞いているのに飽きない。

雪はほとんど一日降っていたようだが、幸いにも屋根や畑をうっすらと白く染めるだけだった。とはいえ、雪が理由で早く帰らなければならない人もいるし、終演後のお茶は、喫茶室の突然の休業もありできなかった。それでも数名が武蔵小金井に移動し、貸切の自然館で夜遅くまで打ち上げを楽しんだ。
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by yt-aoki | 2011-02-12 22:50 | イベント・コンサート | Comments(2)
Commented by yt-aoki at 2011-02-13 08:49 x
本日路面凍結。後から思えば、雨じゃなく雪でよかったのかもしれない。傘の要らない雪だった。ものすごくいろいろ心配したけれど、それもいい思い出。
Commented by 小松崎健 at 2011-02-19 16:26 x
昨日、ツアーを終えて無事、札幌に帰って来ました。この度は、ワークショップ&発表会と言う素晴らしい企画を用意していただき、本当にありがとうございました。伊丹でのワークショップも何とか切り抜けて、いつものツアー以上に有意義かつ充実した旅でした。
青木さん、ハートストリングスのみなさんには、言葉で表せない感謝の気持でいっぱいです。
このイベントに参加した人たちの中で、一番勉強になったのは僕かもしれません。ワークショップは、演奏とは違うもう一つの音楽を伝える手段と感じました。また皆さんにお会いする日を楽しみにしています!
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