楽譜

昨日1日、美野里用の楽譜作りに明け暮れた。

曲のアレンジを考えているときには、思いついた最高の組み合わせを忘れないように楽譜を作るが、普段ソロ演奏するのに楽譜は使わない。けれど人と合わせるときには、メロディーだけでも楽譜にしておくと便利だ。

例えばこの音を私が弾くとギターが入ってくるとか、最後にここを繰り返して終わりましょうとか、文字であらわすと面倒なことが、譜面に書き込むだけで済む。ただ私の作る楽譜は単なるメモなので、楽譜どおりにしか弾けない人にはあまり役立たない。だから自分で採譜したようなものは、あまり人には渡したくない。

基本的にはすでに存在する楽譜を利用する。もちろん昔から記憶している曲を楽譜に起こすこともある。そして弾こうとしているものがすでにある楽譜と合わないときは、書き直す。

昨日はまず、何年も前から美野里の全員合奏で演奏している曲を楽譜にした。1曲、日本語の歌詞がついて歌われている曲があり、その楽譜を使いたかったがちょっとメロディーが違うので書き直し、もう1曲、ハートストリングスのコア・チューンとしていつも弾いている曲も、調が違うので直すついでにオリジナルに近づけた。あとの2曲は採譜したものだが、オートハープ、フィドル、ギターなど、ソロをとる楽器がみなそれぞれ違う弾き方をしているので、どれを採用するのかが難しい。全部を聞いている私は、主要な流れがわかるけれど、記録してしまうと、そこにとらわれてしまうこともよくわかる。というわけで、なんとなく中庸を選択する。

次は、1年に1度のリュミエールの4曲。1曲はフォスター作曲で、教科書にも載るような曲だからコピーを使うこともできるが、一度楽譜ソフトで作ってしまえば移調が楽。今回も、最初はGでと聞いていたが、翌日Dに変更された。それにすぐ対応できるのがよいところ。あとの2曲は3年くらい前に一度演奏している曲で、参考にしたCDがあった。以前はネット上にみつけた楽譜をコピーしただけで、自分が弾いたものを楽譜に残さなかった。それで実際何を弾いたのか、記憶があいまいになっていたので、今回、採譜したものを残すことにした。残りの1曲は私はよく知らないが、世に知られた曲。某サイトからピアノ伴奏つきの楽譜を購入し、そのメロディーだけを抽出し、伴奏も見ながら、特殊なコードだけ記録する。この曲は、メロディーだけを写し、それを8小節ずつの4段にまとめただけで、あっという間に構成が理解できた。

ここに楽譜を作る意義がある。ながれゆく時間の中に配置される音を、目に見える形に記録することで、構成が分析できるのだ。そして構成がわかると記憶しやすくなる。繰り返し聞いて覚えることも確かに有効だが、構成を理解していれば、記憶することが楽になる。1週間で演奏曲を準備する秘訣がここにある。
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by yt-aoki | 2011-05-24 22:46 | 音楽 | Comments(0)
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