ヌーンサービス

コンサートと思ってでかけてみたら、ヌーンサービス、昼の礼拝でした。

場所は日本福音ルーテル東京教会、時間は12時15分から。

12時からと思って1分前に飛び込んだら、リュートのチューニング中。ハックブレットがセッティングされ、脇に新しい復元楽器サルテリオも置かれていて、控え室の方からは演奏者たちの話し声が聞こえ、けれど礼拝堂には他に誰もいません。お客さんは誰も来ないのかと心配し始めた頃、牧師様らしき方が入っていらして、何やら準備を始められた様子。
15分が近づくにつれ、信者さんらしき方々も集まり始め、ようやく演奏者達が入ってきました。そして牧師様の「ヌーンサービスを始めます」の一言で、礼拝なのだとわかりました。あとからいただいたプログラムには「祈りと音楽のひと時」とありました。

牧師様から演奏者の紹介があり、お祈りがあり、演奏が始まりました。とてもよい空間の中に、鈴木美登里さんのソプラノ、小川美香子さんのハックブレット、佐藤亜紀子さんの
リュートが絡み、上質なよい雰囲気に。この編成、ぜひ今後も続けて欲しいです。

途中、1曲の一部だけ、最近復元されたばかりの楽器、サルテリオが使われました。クロマチックのハックブレットに比べると小さく、音量もないのですが、現代楽器との音の違いが面白く、弦の質のせいなのか、古い感じがするのです。この楽器はまだ試作品で、全曲の演奏には耐えないけれど、小川さんはサルテリオをとても効果的に取り込んでいました。

7曲ほどの演奏の後、牧師様のお話がありました。こう書くととても硬い感じがしますが、若い牧師様はサーフィンがお好きなようで、藤沢の鵠沼海岸に行ったときのことが、聖書の教えに絡んでくるのです。そして再び祈りが捧げられ、最後の1曲が演奏されて終了となりました。シンプルな礼拝でしたが、すがすがしい気分になりました。

サルテリオは、いずれきちんと調べてから紹介したいと思いますが、まずは写真を。
(楽器の端が切れていて、下手な写真!)
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小川美香子さんが長い間待ち焦がれていた楽器です。制作者は小渕晶男さん。
詳細は「小渕晶男の楽器工房」をご覧ください。

礼拝の後は、「牧師カフェ」でパンとコーヒーをいただきながら、演奏者やお友達とおしゃべり。ここでの交流も思いがけないものでした。この「牧師カフェ」のパンの売上げは新宿区の福祉作業所に、コーヒーなどの売上げは、震災の義援金になるのだそうです。そしてそこで渡された「バラの降る教会」の案内。6月12日のペンテコステの礼拝で、数百本のバラを降らせるのだとか。ハンドベル演奏、バラのジャムと教会オリジナルのバラのアロマソープの販売などという興味深い文字も。

小川美香子さんのコンサート、のつもりが、思いがけない教会を知るきっかけとなり、コンサート、交流、さらにその後出かけた先での出来事から、充実した長い1日となったのでした。
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by yt-aoki | 2011-06-01 23:39 | イベント・コンサート | Comments(0)
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