ヘブンアーティストコンサート2012

亀工房の前澤さんから5枚目のアルバム発売記念のライブ案内が届いた。
池袋ジャズ・フェスティバル本番前日、ちょっとこちらはパスさせていただいて、21日のヘブンアーティストコンサートに行くことにした。

ヘブンアーティストとは東京都の審査に合格した大道芸人。アーティスト部門と音楽部門があり、合格すると東京都が開放している施設で活動できるライセンスが与えられる。今回のコンサートに出演するのは、亀工房を含めて5組。一夜でたくさんの演奏者を見ることができるのは楽しい。

最初はアルパの藤枝貴子さん。アルパは中南米の民族楽器のハープ。まず楽器を寝かせて舞台に置いてあるのが目につく。運ぶ時も支柱を持つらしい。大きさの割りに軽い楽器だと聞いた。レバーもペダルもないので、特定調にチューニングしているようだ。音域が広いせいか、それが制約とはならないようだった。奏法もいろいろ違いがある。おそらく私の相方のフォーク・ハープより弦を強く張っているのだろう。全日本アルパコンクールが開催されることにも驚いた。そんなに奏者がいるのか。また私はパラグアイの音楽を意識して聞いたことがないが、メキシコに似ていると感じた。

次に登場したのはハーモニカの大竹英二さん。藤枝さんの民族的なドレスから一転して、白シャツ・ベルトポーチの男性は、スタッフのようだ。その腰のベルトにハーモニカが刺さっているのは、彼が横を向いて初めてわかった。大きいなと思ったポーチの中にも、たくさんのハーモニカが入っていた。

次が亀工房で、最初にオリジナル曲のジャーニーをハーモニカと共に演奏。これは良い。前澤さんのMC「実は僕たち夫婦なんですけど・・・」に会場からホーと声が上がり、そうか、亀工房を知らずに来ている人もいるのだと気付く。今日初めてハンマー・ダルシマーを見たお客さんもいるのだろう。今回の会場には、私たちの仲間だけでダルシマー弾きが3人いたのだが。

亀工房のあと休憩となり、次がani×kojiの2人。3月に初めて彼らの演奏を聞いて(これ!)、もう一度聞きたいと思っていたが、演奏者が多いことがここでは災いし、持ち時間が短くちょっと残念だった。最初はkojiさんのガイタガレーガという楽器とスペインのケルトというところに興味を持ったが、実はこのドローンのある楽器に合わせるaniさんの伴奏の中に、時々不思議なコードが現れるのをもう一度聞いてみたかったのだ。前回は変則チューニングのギターだったからなのかもしれないが、ちょうど無印良品の最新のBGM CD(17)が、以前のアイルランド(4)より新鮮に聞こえたのと似た印象だった。

最後はシャルキィロマ。先日あるベリーダンスの発表会にゲスト出演していたのを知り興味を持っていたのだが、いきなり3人がパーカッションで登場する。確か2人はヴァイオリンとウードのはずなのに。そして本来のパーカッション奏者(主にダラブッカ)がMCでつなぐ間に、2人が楽器を準備する。PAするって面倒なことだ。チラシには「国境のない民族音楽という矛盾するテーゼをオリジナルサウンドで表現するジプシースタイルサウンドユニット」とあるが、この文章で音を想像できるだろうか? 簡単に言えばダラブッカやウードというアラブ系の楽器を使ってオリジナル曲を演奏する、で良いのかな? オリジナル曲よりもブルガリア民謡の方がわくわくしたが、最後が盛り上がってよかった。

終演後、昔やった「多弦楽器の集い」で、7弦ギターでオートハープの伴奏をしてくれたKさんに久しぶりにお会いした。10時近くまで立ち話。充実した一夜となった。
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by yt-aoki | 2012-05-23 20:01 | イベント・コンサート | Comments(0)
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