修士論文

メーリングリストで紹介され、頼んでいた修士論文が届いた。
タイトルは、
"A Community, Not a Tradition:"
The Hammered dulcimer World of the Eastern United States
著者はDeborah Justice
Wesleyan大学に提出されたものだ。
彼女はこの先Indiana大学の博士課程で研究を進めるらしい。

これまで何点かの修士論文・博士論文を図書館に取り寄せてもらったが、個人で購入したのは初めてだ。支払いにはPayPal.comを使ってみた。PayPalを知らなかったら、こんなに簡単に入手できなかったろう。

この論文タイトルは、とても興味ある。「伝統」ではなくコミュニティ、多分それだからアメリカに暮らしたことがなく、日本で文献だけに頼ってアメリカのダルシマー事情を知ろうとしてもわからないのだ。

Introduction の後の3章には、Sam Rizzetta, Ken Kolodner, Maggie Sansoneという著名な3人の名が付けられている。どの人にも興味がある。

アメリカの事情についてのソースは、以前に書いたMailing Listと雑誌Dulcimer Players News、そして、バイブルとも言うべきPaul M. Giffordによる大著
"The Hammered Dulcimer : A History"
(American Folk Music and Musicians, no. 6) Scarecrow, 2001
がある。本当はこのGiffordの本をじっくり読みこなしたいのだが、Forerunners, The Dulcimer's Originsに続く章が、The Santur, The Hackbrett, The Cimbalom Family, The Pantaleon, The Salterio, The French Psalterion and Tympanon, The Yangqin Family, The Dulcimer in the British Islesとあり、その時々に必要な章を読んでいると、なかなかThe Dulcimer in Americaにはたどり着けない。
しかもアメリカの章も1717-1850, 1850-1900, 19世紀アメリカのダルシマーのデザイン、1900-1975, リヴァイヴァル、Dulcimer から"Hammer(ed) Dulcimer"へ1970年以降の変化と6章もある。

今回入手した修士論文を読みながら、Giffordのアメリカの章を読めたら・・・なんて思っても、今年の秋までには日本のダルシマーについての調査をある程度済ませたいので、かなり先のことになりそうだ。
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by yt-aoki | 2005-07-17 09:50 | ハンマー・ダルシマー | Comments(0)
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