CWA エピソード1:空港から会場へ

今年最大のイベント、Cimbalom World Assosiationの北京での大会が終わった。
10月14日から19日まで、中国式に言うと、第八届世界揚琴大会だ。何度も問い合わせたにも関わらず、結局会場が北京市通州区のSplendor International Conference Center(思菩蘭国際会議中心)としかわからず、電話番号も「明日からはこの番号で」というものだけ。初めての者にとっては、正確な住所もホテルの電話番号もわからず不安であったが、中国へ何度も行ったことのある人によれば、空港に迎えに来てくれるのだから大丈夫だろうとのこと。偶然2日前になって中国語のホームページをみつけたのだが、その内容も8月ごろのものだった。(会場の地図はあった。おまけに後からわかったことだが、会場は川ひとつ隔てて通州区から外れていた。)

日本からの御一行様は7名。皆4時ごろ起きて成田に7時半に集合し、北京へ飛んだのだが・・・

迎えが来ない!

ようやく探し当てた看板?というか、簡易なスタンドに張られた幕。
やがて若い女の子が一人、困ったような顔をして現れた。通訳だという彼女によれば、送迎バスが小さくて午前中に来た人たちがまだ待っている。大きいバスを出すように電話しているがまだ来ない。

それからどれだけ待っただろう。交代でお茶を飲みに行ったり、空港見物に行ったり、テレホンカードが電話機に入ったまま出てこないとカード会社の社員に文句を言っているのや、そのカードを取り出そうと試しているのを眺めていたり。

やがて現れた男性が着いて来いと身振りで示す。よくわからないまま着いていくとバスが1台。しかしそのバスは、私達より前から来ているグループで満席で、さらに通訳の女の子まで乗っている。バスの外では通訳のボスといった感じの男の人が怒鳴っている。バスは通訳を乗せたまま出発してしまうのに、残った男の人たちは英語が通じない。

どういうこと??

怒鳴っていた(もしかしたら単に話していただけなのかもしれないが)男の人がついて来いと言うようなのでまた移動。次に行った先は駐車場だった。そこへ10人乗りくらいのマイクロ・バスが2台やってきてそれに乗ることになった。日本人とマレーシアから来た4人。バスが動き出してしばらくして時計を見たら、4時を過ぎていた。

この日、本来はホテルにチェックインしてからオープニングコンサート会場の中国国家図書館音楽ホール(海淀区)に行く予定だった。しかしバスは直接コンサート会場を目指している。日差しの方向と、だんだんビルが密集していくのでそれがわかる。どうやらホテルの方に向かってしまうとコンサート会場にたどり着けないという判断のようだ。そして私達の目の前で出発したバスは、ホテルへ行きたいと主張していたようで、ホテルへ向かったらしい。

渋滞している夕方の北京市内を走るのは、スリリングな体験だった。私は前が見えなかったからよいものの、助手席に座った男性が思わずあげた声に、運転手が驚くという一場面もあった。いつもどこからもブーブーとクラクションを鳴らす音が聞こえ、エンストして止まっている車があったりする。私達の乗ったバスも、なんと会場近くの交差点でエンスト。

ようやく会場に着いたら、リハーサルの最中だった。「何か食べられるの? 私達は昼食もとってないのだけど」と言ったら食券を渡され、お弁当を食べることができた。初めての中国風弁当。青菜、カレー、鳥のから揚げ、肉野菜炒めというおかずに、白いご飯が別につき、大きなみかんと水1本。お昼を食べてなくても、食べきれるものではない。

元気のよい人は、食後散策にでかけたが、私はそこで休むことにした。
もうすぐオープニング・コンサートだ。
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by yt-aoki | 2005-10-21 01:34 | 日本打弦楽器協会 | Comments(0)
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