打弦生活

ハード・トゥ・ファインドの小松崎さんが、打弦生活20年を記念するソロ・アルバム、ダークアイランドを送ってくださった。「打弦生活」か。「20年」か。わたしはわずか数年。しかも調べることばかりで、弦を打っていない。以前ある人にも言ったが、やはり私は演奏家ではない。

といって批評家でもない。小松崎さんのCDはありがたくいただき、楽しませていただいたが、それを評することはできない。また先週は、亀工房さんのライブで新曲を聴いたし、揚琴の張林さんのリサイタルにも行ったが、それらをレポートするとしても、こんな曲が演奏されたということしか書けないだろう。何かひっかかりを感じても、それは単に私の感性と合わなかっただけだと思ってしまうから。

では、私が担うべき役割とは何か?

情報を収集し、必要とする人に提供すること。
張林さんのリサイタルの翌日は、協会の会報作りに明け暮れたが、それだけではない。
ダルシマ・クラブのメンバーが何か曲を弾きたいといえば、楽譜を探し出してダルシマ・フレンドリーな調に移調し、メロディーだけではつまらないという人には、そのレベルにあった伴奏型を考える。もちろん必要とする人とは一緒に演奏もするし、相手の演奏が良くなるように意見もする。

クラブや協会の活動が継続するように務めること。
団体の活動は、誰かがお世話をしなければ継続できない。けれどこれも、必要とする人に提供するという一環でもある。

ダルシマーのことを調べ始めて、20年前にこの分野が未開拓であることを知っていたらと思った事がよくあった。けれど多分20年前ではだめだったのだ。20年前にライフ・ワークと思っていたことを、私は続けることができなかった。まだ私には、それだけの力がなかった。
大学を卒業して、仕事をして、その仕事の中でさまざまなことを身につけて、さらにさまざまな趣味を持って、その結果大学時代には興味のもてなかったこともするようになった。そんな今だからこそ、私は持てる能力のすべてを使ってダルシマーと向き合っていける。

すべてのことに、それをすべきときがある。
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by yt-aoki | 2006-04-04 01:27 | ハンマー・ダルシマー | Comments(1)
Commented by at 2006-04-16 05:01 x
「DARK ISLAND」聴いていただき、ありがとうございます。協会の通信にも取り上げていただき、嬉しかったです。
打弦人生20年ですが、自分に音楽的知識が乏しく、周りに奏者がいないので、進歩のなさに苦悩する20年でした・・。
今となっては、へたながら、これ以外出来ることはないと、開き直って進むしかないと思っています。
立場は違いますが、同じマイナーな楽器に情熱を傾けるもの同士、これからもよろしくお願いします。
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