ドリア旋法

4月から毎日のように放送大学の番組を見ている。以前から興味のある講義はあったが、よほど気をつけていないと、45分刻みの番組を録画して見るということが難しかった。それで退職してから、あれもこれも面白そうと見始めたところ、週に7本、おまけに先日ラジオ番組にもちょうどよい時間帯のものをみつけたので、合わせて8本、週6時間になる。

今日は土曜の午後録画した「音楽理論の基礎」を見たが、内容は「西洋の旋法」だった。古代ギリシャ旋法のあたりは勉強した記憶がなかったが、教会旋法はなんとなく覚えている。ドリア、フリギア、リディア、ミクソリディアにそれぞれの頭にヒポとつく8つ。どれがどれなのか、までは覚えていなかったが、ピアノの鍵盤の白鍵をひとつずつずらして求められるという程度には覚えていた。

ところがこの番組を見る前、Dulcimer Players Newsの5月号にも旋法 Mode について2つの記事が掲載されていることに気づいた。それで番組を見ながら読んでみたのだが、少なくともドリア旋法については実感として理解できるようになった。特に
The Dorian Mode- The "Folk" Minor
というKaren Ashbrookによる記事のタイトルによるところが大きい。
このタイトルを読むだけで、ドリア旋法はフォーク・ミュージックの短調と思われている曲の中に多数存在すると想像される。

ドリア旋法はDEFGABCD、出だしは短調のようだが、短調はBがB♭になりCがC#になる。主音はDなので、D音で終止するのに調号なしで済むとしたら、それがドリア旋法だ。
DPNにはSwallowtail Jigの楽譜が掲載されていた。調号はシャープ2つのニ長調だが、主音はホ(E)音。

放送大学で例として挙げられたのはスカボロー・フェア。楽譜はA音から始まり、Fにシャープがついている。これもト長調の調号をつけてみればすぐにドリア旋法だとわかる。

判別がつかずに調号がついてない場合もあるかもしれないが、臨時記号が付く音が同じだったらそれを調号に変えてみる。そしてその調号の長調の主音より1音上の音が主音であれば、それはドリア旋法というわけだ。

昔は古い音楽にはあまり興味がなかった。それで理論は理論として理解はしても、実感がなかったため、きちんと記憶に残らなかった。これで音楽を専門に勉強したというのはちょっと恥ずかしい話だが、音楽世界も広いのだから仕方ないと言い訳しておこう。
[PR]
by yt-aoki | 2007-05-14 22:05 | 音楽 | Comments(0)
<< 今年の美野里 リベンジならず? >>