クラシックとダルシマー

ヨーロッパの芸術音楽の中でのダルシマーと言ったら、コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」やストラヴィンスキーの作品で知られるように、ツィンバロムだ。これは、もともとハンガリーで古くから使われていた小型のツィンバロムを、オーケストラと一緒に使えるように改良したものなのだから、当然といえば当然のこと。もっと小規模な編成なら小型のダルシマーでも使えると思うが、やはりあまり知られてない楽器なのか、なかなか実現しない。ダルシマーがダイアトニック楽器であるということも理由にはなるだろう。ということはひとつの方向性として、古楽の演奏という可能性がある。

ハックブレットの小川美香子さんは、その可能性を探っている。彼女は今、バロック・サルテリオという復元楽器の到着を待ちながら、ハックブレットでの活動をしている。もともと打楽器奏者であるためハックブレットを始めてすぐに演奏活動の中に取り入れているが、先日は、ギターとフルートとハックブレットという組み合わせで演奏した。ダルシマーとギターというのはよくある組み合わせだが、フルートとダルシマーもなかなか良い。トリオになると、より演奏の幅が広がってよいようだ。

また揚琴と室内オーケストラという思いがけない組み合わせのコンサートも、先日行われた。この揚琴を演奏したのはウェイウェイさん。ポーランドのアマデウス室内オーケストラとの共演だった。この日は中国の有名な二胡奏者朱昌輝氏の「竹樓情歌」という揚琴の曲が、オーケストラ伴奏で演奏されたほか、モンティのチャルダーシュもゲスト・ヴァイオリン奏者天満敦子さんのヴァイオリンに揚琴伴奏というバージョンで演奏された。音量のバランスなど、まだいろいろな問題があると思うが、これからの展開に期待したい。
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by yt-aoki | 2007-12-21 11:39 | 音楽 | Comments(0)
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