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第6回美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバル

今年もまたダルシマ&オートハープ・フェスティバルに参加した。昨年のハートストリングスは2人だけだったが、今年は5人。揚琴が加わったので名前を「ハートストリングス+」とした。残念だったのは、HD(ハンマー・ダルシマー)仲間が他に1組しかいなかったこと。それでも楽器そのものは私が2台持っていったし、オートハープの人も1台持ってきたので、合計8台。「打弦楽器見本市」ほどではないが、結構な数だ。

ハートストリングス+、全員での演奏曲目は3曲。揚琴には低音部を受け持ってもらった。1曲だけは3部のアレンジ譜があったが、あとの2曲はメロディー譜だけ。それでも常識的に低音を拾っていくと、ほとんど私が弾いていたのと変わらない伴奏が出来上がる。しかも1オクターブ下で。ベースラインが下がった分、中声部をもう少ししっかり考えるべきだったかもしれない。

メンバーの3人はそれぞれソロを1曲ずつ披露。私は弾かず、最近作ったある曲のアレンジで、12/11(2オクターブ半の音域のちいさな楽器)1台4手というものをメンバーに弾いてもらった。メロディーを通常より1オクターブ上げて弾き、伴奏はバス・ブリッジにあるBCDEFGAしか使わないというもの。余興のようなものですが、私のお弟子さんたちにとっては、弾けるようになることが楽しみな曲。もうひとつ、本当に余興となったのが、1台6手の曲。日曜朝に練習しているうち、3人で弾けると気づいた3人が2,3度練習して、演奏してしまった。途中2回繰り返したところでメロディーが途絶えてしまったが、伴奏を弾き続けていたら3人息を合わせて入ってきた。さすがに3人が3台で弾いているときよりも呼吸が合う。これは面白い体験だった。

ピアノ・ダルシマーと揚琴の組み合わせはデュオ・クローマという名になった。サティーのジムノペディ1番とグノシエンヌ1番、そしてPDソロでOh my darling Clementine.  ちょっとジムノペディが怪しかったな。

さてこのフェスがあったからこそ生まれたユニット、ダルシマ界とオートハープ界に射しこむ新しい光、リュミエール。(ちょっとかっこつけすぎ。)これはなかなか楽しかった。ハンマー・ダルシマーとオートハープだけでは弱いので、当日ギターに加わっていただいたが、リズムとコードのバックアップがある中で軽快なメロディーを弾くことは、私にはほとんど初めての体験。それにオートハープがメロディーを弾いている間、即興であれこれ音を加えていくのもとても楽しい。同じ音源を聴きながら準備してきたので、テンポや繰り返し回数などはもとのまま。ただし全米チャンピオンシップで2位入賞するようなテクニックにはついていけず、相当音を抜いたり変えたりした。ほとんどメロディラインの要素だけにしてしまったところもある。それでももとのテンポで弾けるように考えることが楽しいし、できた結果で弾けることが楽しい。歌を歌っていただいた曲だけは打ち合わせ不足で、申し訳ないことでした。けれどその歌のオブリガートを作るのも、とても楽しい作業だった。

そして深夜のジャム。というか、ハートストリングスは普段の練習曲を弾いただけなのだけど。今年はそこに集ったメンバーが、新しい曲を1曲覚えることができた。ほかにも、ダルシマーを間近に初めて見る人たちとの交流や、弦が切れた、チューニングできない、どのように弾いてよいのかわからないといったトラブルを抱える人たちとのおしゃべり。

連絡先を交換して、また少しダルシマの輪が広がっていく。
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by yt-aoki | 2007-05-30 20:46 | イベント・コンサート | Comments(0)

今年の美野里

第6回美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバルが近づいてきている。
来週の週末、もうあと1週間しかない。
というのも、これは私だけかもしれないが、大変なことになっているのだ。

いつものようにハートストリングスが演奏をする。一応通常の練習会に加えて、準備の練習会を開催した。その時点で、皆ある程度はできている。今年の参加は4人だが、ゲストメンバーが加わることになった。楽器は揚琴。今度の日曜日に最初で最後の合わせをする。まあ、ハートストリングスの出来具合と、揚琴奏者の能力からすれば、大丈夫だろう。
(あれ、そういえば私、伴奏決まってない部分がある。)

その揚琴とともに、ピアノ・ダルシマーを演奏することにした。
ハートストリングスとは別のエントリーだが、名前は未定。
曲目は、以前に合わせている曲のほかにもう1曲加える。
すでにピアノ曲として覚えている曲だが、メロディーだけを弾くと意外に混乱するので、おとといパート譜を作った。譜を作っただけで、楽器は今日ようやく出したところ。
まずチューニングをしなければならない。

メリー・ストリングスの参加は未定。返事がないので、今年はダメかもしれない。
もし参加できたとしても、先日のコンサートの曲目以外何もできていないので、それを演奏するしかない。今度こその思いから、時々弾けなかった部分を練習している。

ピアノ・ダルシマーの譜面を作りながら、楽器を出してチューニングするところまで行かなかったのは、新たなユニットのため。

オートハープとハンマー・ダルシマーという組み合わせを考えている。フェスティバル開催6回目にして初の試みのため、主催者上野さんの期待も大きい。

おととい、そのための参考CDが届いた。曲名だけはメールで聞いていたが、実際の音を聞いて選曲をする。有名な曲はいずれレパートリーにしたいと準備はしていたが、きちんと弾いたことはなかった。おまけに私が興味を持つ曲は、リールという速い舞曲ばかり。
昨日、一日がかりで曲を調べ、ある程度弾ける形に直し、先方に伝えた。しかし1週間でいったいどの程度のテンポで弾けるようになるのか。
さらにあと2曲くらい、選ばなければならない。

そんな準備の最中に、6月にBackpacker Dulcimerを弾くことになり、音域をしらべてチューニングをした。この小さいダルシマーが、弦が少ない割りにチューニングが難しく時間がかかる。そういえば、ピアノ・ダルシマーも、弦が少ない割りに難しいのだった。
明日は出かけるし、間にあうのかなあ。



★第6回美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバル
2007年5月26日(土)~5月27日(日)
茨城県小美玉市納場の上野牧場にて開催。参加費2000円。
ステージでの演奏は、土曜の昼過ぎから夜まで、日曜の朝から昼過ぎまで。
常磐自動車道「岩間」インターチェンジから約10分、JR常磐線「羽鳥」駅から車で約5分。
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by yt-aoki | 2007-05-18 01:05 | イベント・コンサート | Comments(0)

ドリア旋法

4月から毎日のように放送大学の番組を見ている。以前から興味のある講義はあったが、よほど気をつけていないと、45分刻みの番組を録画して見るということが難しかった。それで退職してから、あれもこれも面白そうと見始めたところ、週に7本、おまけに先日ラジオ番組にもちょうどよい時間帯のものをみつけたので、合わせて8本、週6時間になる。

今日は土曜の午後録画した「音楽理論の基礎」を見たが、内容は「西洋の旋法」だった。古代ギリシャ旋法のあたりは勉強した記憶がなかったが、教会旋法はなんとなく覚えている。ドリア、フリギア、リディア、ミクソリディアにそれぞれの頭にヒポとつく8つ。どれがどれなのか、までは覚えていなかったが、ピアノの鍵盤の白鍵をひとつずつずらして求められるという程度には覚えていた。

ところがこの番組を見る前、Dulcimer Players Newsの5月号にも旋法 Mode について2つの記事が掲載されていることに気づいた。それで番組を見ながら読んでみたのだが、少なくともドリア旋法については実感として理解できるようになった。特に
The Dorian Mode- The "Folk" Minor
というKaren Ashbrookによる記事のタイトルによるところが大きい。
このタイトルを読むだけで、ドリア旋法はフォーク・ミュージックの短調と思われている曲の中に多数存在すると想像される。

ドリア旋法はDEFGABCD、出だしは短調のようだが、短調はBがB♭になりCがC#になる。主音はDなので、D音で終止するのに調号なしで済むとしたら、それがドリア旋法だ。
DPNにはSwallowtail Jigの楽譜が掲載されていた。調号はシャープ2つのニ長調だが、主音はホ(E)音。

放送大学で例として挙げられたのはスカボロー・フェア。楽譜はA音から始まり、Fにシャープがついている。これもト長調の調号をつけてみればすぐにドリア旋法だとわかる。

判別がつかずに調号がついてない場合もあるかもしれないが、臨時記号が付く音が同じだったらそれを調号に変えてみる。そしてその調号の長調の主音より1音上の音が主音であれば、それはドリア旋法というわけだ。

昔は古い音楽にはあまり興味がなかった。それで理論は理論として理解はしても、実感がなかったため、きちんと記憶に残らなかった。これで音楽を専門に勉強したというのはちょっと恥ずかしい話だが、音楽世界も広いのだから仕方ないと言い訳しておこう。
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by yt-aoki | 2007-05-14 22:05 | 音楽 | Comments(0)

リベンジならず?

Gruppe [和] サロン・コンサート終了。
終了後のパーティーに参加し、楽器を担いで電車で帰宅した後、スパークリング・ワインで乾杯した。お酒が強くない彼女が、飲みたいと飲んで酔った。打ち上げ気分だったのだ。当然だろう。

このコンサートのために、いつもより1日早く来てもらった。そのため5月2日から、まるで合宿のようだった。途中弾けないところがあると、30分くらい個人練習してから合わせる。狭いマンションでも、部屋の扉を閉めてしまうとそれが可能だった。

難曲はバッハのバディネリィ。初めてこのデュオで演奏した時に私はほとんど弾けず、悔しい思いをしたので、今度こその思いがあった。練習の途中では、一時私の方が弾けていた。というのも、私がアレンジしなおし、さらに本番直前になってから、彼女が苦労しているところの弾き方についてより簡単な奏法を思いついたりしたのだ。ダルシマーはちょっとした演奏方法の変更で、手を動かす順序や位置が変わって弾けなくなってしまうことがある。しかし、本番で落ちたのは私の方だった。やはり普段から弾いている量が違う。私は普段ハートストリングスで、単純なベースラインばかり弾いているからネ。

他の曲はまあまあのできだったと思う。このデュオの東京デビューは2月11日と思っていたが、実際演奏してみると、彼女も私も意識がまったく違っていた。私自身はあまり意識したことはなかったが、彼女は舞台でライトを浴びると突然演奏家に豹変するのだ。それはわからなくもない。私も舞台用の衣装に着替えると、気分が変わった。打弦楽器見本市は確かに、メリー・ストリングスの初めての東京での演奏だったが、どこかデモ演奏にすぎないという気持ちがあった。今回やってみて演奏時間自体はそう変わらないのに、こちらこそがメリー・ストリングスの東京デビューという気がする。

次はCWAドイツ。できればこのデュオで演奏したいと思っている。
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by yt-aoki | 2007-05-06 02:06 | イベント・コンサート | Comments(1)