<   2010年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

LOU(ルウ)さんと遭遇

私の父方の祖母は昭和40年代の半ばまで町田に住んでいた。その後町田とは縁がなくなったが、10年ほど前、たまたま町田へ行く用事ががあったとき、うろ覚えの記憶で祖母の家のあたりを訪ね、お隣の家がまだあるのをみつけた。けれど母は、町田が変わってしまってまったくわからないと言う。それで突然思い立って、母と町田探索をすることにした。

ところが、道路が拡幅されたらしく、どうも様子が違う。10年前ににはあった映画館跡や歯医者がみつからない。歩き回ってあきらめて商店街を駅へ向かっていたとき、ダルシマーの音が聞えてきた。

えっ、誰?

近寄って見るとパラソルの下で一人の青年が弾いている。そばには東京都公認のヘブンアーティストの看板。そこにはLOUと書いてあった。

どこかでこの名前は見たような気がする。多分小松崎さんが動画を紹介していたのだろう。けれど、いろいろ見ているせいか、きちんと思い出せない。

1曲終わったときに、お話をさせていただいた。「私もダルシマーを弾いているんです。」
そして話すうち、小松崎さんの本州ツアーの、広島の動画を思い出し、公園のようなところでのダルシマー&パーカッションの動画を思い出し、過去の記憶がつながってくる。今日は出がけにダルシマー関係のメールを書いていて、その中で最近の動向としてダルシマー奏者が「滋賀、奈良、伊丹、広島の人は東京に移ったようだけれど、北海道や九州にもいる」と書いたことを思い出す。そのメールを書いていて、今日は出遅れたのだ。

なんという偶然!

老人が疲れ始めていたので、そのあと1曲だけ聞かせていただいた。小松崎さんとも違うスタイルだけれども、とても素敵。同じ楽器でも演奏によって変化するというか、逆に、様々なスタイルに対応する楽器というべきか。それは本当に思いがけない出会いだった。

私がハープと共に演奏するようなスタイルを「たるい」と思う方はぜひ、

LOU   http://www.loujapan.com/

を聞いてみて下さい。
[PR]
by yt-aoki | 2010-12-22 00:45 | ハンマー・ダルシマー | Comments(0)

音に色を感じる人たち

先日の張林さんと二胡の王霄峰さんのコンサートでは、張林さんの「僧侶と紫陽花」という新曲が披露されたが、それにまつわる解説は、まさにああいう場にいないと体験できないものという感じで興味深かった。

「僧侶と紫陽花」は、鎌倉のあじさい寺として有名な明月院へ行った時のこと。それもいいかげんな時間に行ったら、夕方ですでに閉門してしまっていたのだそうだ。それでもなんとか中が見えないか、覗こうとしたという。そういう印象深い体験が残って音楽になっていくのだろう。

二胡のパートは、実は二胡よりも、インドのサーランギという楽器をイメージし、インドのラーガも取り入れているという。

王さんの側からすると、楽譜がファックスで送られてきて、それをそのまま練習してしまったが、もう少し張さんの音を聞いてから練習した方が良かったと思ったそうだ。コンサート当日、2人は初めて合わせる。

曲の構成を修正しながら、ある部分をカットしようかという話になったとき、王さんはその部分を弾いてみて
「でもここは青い色を感じるから残そう」と言ったそうな。
それを聞いた張さんは鳥肌がたった。「それが紫陽花の色」

張林さんのコンサートには何度か行っているが、張さんの曲を聞いた記憶はあまりなかった。それで、こういう解説を聞くうちに、張さんという人はどういう曲を作るのだろうかとさらに興味が湧いてくる。

実際に演奏が始まってみると、明月院という日本でも、サーランギというインドでもないし、中国という感じでもない、インターナショナルというよりは、無国籍というか、どこにでもありそうな民謡のような素朴さというか(それは決してどこかで聞いたような曲という意味ではなく)、とにかく一番心に残ったのは優しさ。とても優しい曲だった。

後から王さんが青を感じたところを弾いてくれたが、凡人には言われてみればそんな感じもするという程度にしかわからない。真剣に曲に取り組んでいると色も感じるのだろう。

他の曲についても2人の話は面白かった。アルベニスの「アストゥリアス」(この揚琴ヴァージョンは良い!)と四川の「将軍令」についてもそうだったが、楽曲の解説ではなく、音楽と向き合っている中から感じ取ったことを話してもらうのは楽しいことだと知った。
[PR]
by yt-aoki | 2010-12-11 23:30 | 揚琴 | Comments(0)

12月4日

コンサートが重なった。
ひとつは揚琴の張林さん。

c0055046_16173578.jpg


もうひとつはハックブレットの小川美香子さん。

c0055046_16184614.jpg


小川さんも着々と演奏の場を増やしています。
[PR]
by yt-aoki | 2010-12-01 16:21 | 日本打弦楽器協会 | Comments(0)

12月の自然館

自然館でのランチタイムのBGM演奏、ずっと水曜日に続けておりますが、今月29日はお休みです。
そして、年内最後となる12月22日には、クリスマスの曲だけをハープと共に演奏する予定です。

大学を卒業してピアノを弾くことをやめてからも、毎年12月になると日本基督教団の『讃美歌』(1954年版)の待降から降誕までの26曲を続けてピアノで弾いていました。

2年前にそれがダルシマーでもできるのではないかと考え、ハープという相手ができたので試してみたところ、ソロでは無理でもハープと一緒ならばできることがわかりました。そしてそんな自然館でのクリスマスBGMは、今年で3年目になります。

ダルシマーで弾きにくいあるいは何年弾いていても覚えにくい曲を除いて、その代わり讃美歌にないキャロルやポップスを加えて今年も40曲の予定です。
[PR]
by yt-aoki | 2010-12-01 10:55 | イベント・コンサート | Comments(0)