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静岡オートハープギャザリング

11月9日から10日にかけて開催された静岡オートハープギャザリング参加報告、遅い投稿です。

ほぼ2年に1度の参加、それは「私の楽器はオートハープじゃないし」という思いによるのですが、1年行かないと、そこでしか会えない人たちにまた会いたくなるからなのです。日本各地から集まるオートハープやその他の楽器奏者の方々と一緒に演奏させていただいた体験、特に1日目の夜の、あみだくじで一緒に演奏する相手を決めて行われる発表は、スリリングながら、思い出に残るものが多いです。

静岡にあるダルシマーを貸していただけるのも行こうと思うきっかけになっています。所有者からは、チューニングとメンテナンスをしてもらえると思っていただいてます。メンテナンスなんてしませんけど。会場は、車を利用しないととても不便なところにありますが、バスを乗り継いでいくことも可能ですし、状況によっては静岡駅からの送迎をしていただけたり、翌日昼までに東京に帰らなければならないときに、同じように翌朝出て帰る人の車にのせていただけたり、ということで、このギャザリングをきっかけにした知り合いは増える一方。

この10年余りでおそらく7回目の参加ですが、今回初めて自分の演奏枠の中で、オートハープとのデュオを1曲演奏させていただきました。

10月にフォーク・ハープとのSouth Windとオートハープの古屋克己さんと共催で行ったちいさな集まり「ダルシマー&オートハープ・ギャザリング in 茅ケ崎」、関東を台風が直撃した直後ということもあり、和歌山からの参加は叶わなかったのですが、オートハープのあらかんずさんにも参加していただいて、ささやかに開催されました。その際、South Windと古屋さんとの3人のセッションが楽しく、古屋さんに「もし静岡に参加されるなら、ぜひ一緒に演奏しましょう」とお願いしておいたのです。古屋さんの枠(エントリー名は「122ストリングス-1」、3人で122弦のうち一人足りないという意味)でも1曲演奏しました。

他にもSouth Windとして参加した時、帰りにバス乗り場に向かおうとしていた私たちを追いかけてきて、焼津まで送ってくれたご夫妻の、奥様との再会。その後急にご主人を亡くされた彼女は、ギターではなくご主人のオートハープを弾きながら歌うようになっていて、彼女と他の久しぶりに参加した人たちとの交流は、傍で見ていても心動かされるものでした。

ばっちり決まったあみだセッションも忘れずに記録しておきます。今年はWhite Beach Brothersのお兄さんとでした。たしかキャロランの曲を演奏されたことがあると記憶していたのでお尋ねしたところ、Carolan's Concertoを弾かれたので、「それなら弾きたいと言った人の伴奏をしたことがあります!」と1回合わせただけで本番。繰り返し回数だけ確認して、曲紹介もせずに演奏。こういう記憶が、また来たいという思いにつながるのです。

また来年、と別れた人たちと、本当にまた来年会えるかはわかりませんが、多分また、出かけていくことでしょう。

by yt-aoki | 2019-11-27 23:50 | イベント・コンサート
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