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路上ライブ

月に1度か2度、新宿へ行く。以前は必ず週末だったので、混雑を避けて南口を利用していた。伊勢丹より先へ行くので、そこからまっすぐ甲州街道を降りるのが近道だった。ただその経路のネックは駅を出てすぐにある。工事中の塀を背に、ライブをやっているのだ。いつもそこに立って聞いている人たちをかき分けて進んでいた。

昨日もそうだった。ああ、今日もいるんだと思いながら雑踏を抜けて数メートル歩いたところで、知っている曲が流れていることに気づいた。

St. Anne's Reelかな? しかもフィドル! 

約束の時間は迫っていたが、歩いていた道を引き返した。外国人らしき男性2人、ひとりがフィドルでひとりがギター、ドラムをたたいているのは日本人の女の子らしい。そうか、こんなバンドもあったんだと、様子だけ見てバンドの名前も確認せず、その曲が終わったところでまた歩き始めた。ところがまた足が止まる。今度はThe Road to Lisdonverna、この間ちょっと練習した曲。ほんの数歩だけ戻り、放置自転車の間にたたずんだ。

いいないいな、こんなテンポで弾けたらいいな。ダルシマーでは難しいなと思い時計を見ながら聞いて、そろそろ時間切れとその曲が終わったところでまた歩き始める。頭の中では聞いていた曲が流れ続け、メロディーを口ずさみ、歩き方もそのテンポに乗って軽かった、と思う。

何の手がかりも持たずに帰ってきたが、彼らを再び見出すことができるのだろうか?
帰宅してあれこれの用事を済ませ、急ぎのメールを送った後検索してみた。

まずヘブンアーティストを検索して、東京都公認の場所でないことを確認。
次に検索した「ストリート バンド フィドル」というキーワードではダメだったが「新宿南口 フィドル バンド」でヒットした。ある人のブログ中にあった「新宿の駅前で路上ライブ」「アイリッシュ全開」「フィドル?バイオリン?」という言葉で確信、読みに行ってみたらMy
Spaceにリンクしていた。

そこで聞けた音楽は、今日私の足を止めたものとは違っていたが、アイリッシュ・パブなどでライブをしているグループと知る。

私たちのレパートリーにはアイリッシュも入っているが、所詮アメリカナイズされたアイリッシュと思っているので、あまりアイリッシュ/ケルトには踏み込んでこなかった。けれどアイリッシュ・パブに行けばレパートリーのモデルを聞くことができるかもしれない。 
アイリッシュ好きを誘って、ライブに行ってみようと思う。
by yt-aoki | 2007-09-03 02:51 | 音楽
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