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ソロ・デビュー

2週間前にいただいたお話は、ホテルで、牧師さんたちのお食事会での演奏だった。時間は10分程度、参加者は20名ほど。その場で一緒に食事をして下さいという、ちょっとおいしいお話。これまでソロで演奏したことがなく、レパートリーを持っていないが、讃美歌を中心に構成すればなんとかなるかもしれない。ネックは、すでに1週間のスキー旅行のスケジュールが入ってしまっていることだった。

とりあえずスキー前に1曲アレンジし、その他の曲目を考える。そしてスキー荷物の中に、アレンジした楽譜と五線紙、讃美歌とバチを一組入れ、スキーの合間にイメージ・トレーニングすることにした。このイメージ・トレーニングの有効性はキムを習ったときに実感している。讃美歌も役に立った。あらかじめメドレーで弾く3曲を選んでいたが、そのうちの1曲が思いのほか弾きにくく、変更することにしたのだ。

この数年、スキーに行くたびに怪我をしている。それが次の問題。今回はレッスンのレベルをひとつ落とし、ゆっくり安全にすべることにした。大雪の日も、かつて傷めた膝に負担がかかるのでリタイア。そうやって慎重に過ごしたのに、風邪を連れ帰ってしまった。しかも数少ない貴重な練習日である土曜日に発熱! 翌日のハートストリングス練習会と打弦楽器協会新年交流会はあきらめざるを得なかった。

ところが日曜日には、自分でも驚くほど回復、少なくとも体調不全で臨むという事態は避けられたが、なかなか練習に集中できない。本番当日の今日も、朝から何度弾いてもうまくいかない。楽器の音も悪い。スタンドは最近作ってもらった立奏用のを使うことにして、立って練習しようと楽器を移した途端音色が変わった。どうやら座奏用スタンドの奥にあったソフトケースが音を吸収してしまっていたようだ。この音ならもっと練習できるのにと思ってももう遅い。家を出る1時間前のことだった。

1時間半かけて会場へ行き、チューニング。余った時間は風邪のために硬くなっている首、背中や、楽器を運んで疲れた腰を伸ばして過ごす。そしておいしいお食事をいただき、出番となり、楽器の説明も入れながら演奏。結果は「この程度のミスはどうしてもあるな」という程度の出来だった。やれやれ。

無事に終わったけれど、もうひとつ気がかりがあった。注意していなかったが、天気が崩れかけていたのだ。そのことに、電車に乗ってから気づいた。携帯電話で調べると夜の降水確率は40%もある。そして自宅の最寄り駅に着くと、傘を持った人たちが改札に入ってくるし地面もぬれている。けれど幸い霧雨で、ほとんどぬれることなく帰宅した。

今日出会ったのは信仰深い方達。きっと皆さん熱心にお祈りしてくださったのだろう。
感謝!
by yt-aoki | 2008-01-28 23:46 | イベント・コンサート
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