池上寿美子さん。 そこで始まったのがニーマン先生と池上さんのセッション。先生が、あの曲知ってる? と尋ねると池上さんが弾き始め、それにニーマン先生が加わる。その年の1月からダルシマーを始め、まだ単純なことしか弾けない私には、何を弾いているのかもわからなかった。 その後2004年5月には第3回美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバルで、フィドル奏者の故黒川かほるさんとのデュオに触発された。関東と関西のデュオもできるんだと知り、メリー・ストリングスを始めるきっかけとなった。 2006年5月の第5回美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバルでは、ステージの終了後、夜遅くまで、池上さんがセッションのリードをしてくださった。その時いただいた曲目リストは、今でも参考曲目として保管している。 そして今年2016年、池上さんがCDをリリースされた。タイトルは「空へ ~いつもそこにある風景~」、全9曲すべてオリジナル。池上さんは、Neiman氏と知り合って30年になるそうだ。そして、ずっと弾き続きてきたその足跡を記録できたらと録音を始めたのだそうだ。 ご自宅の近く以外ではあまり演奏活動をされなかった池上さんは、ダルシマーを最近始めた人たちには聞くことができない、伝説の人となっている。その音楽が明かされるこのCDは多くの人の興味を引くことだろう。 ![]() ▲
by yt-aoki
| 2016-05-25 00:35
| ハンマー・ダルシマー
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私はハンマー・ダルシマーをDave Neimanに習った。一緒に練習する仲間は皆彼の弟子だった。
ニーマン流は、比較的手を交互に使う。たまに8分音符の連なりの中に4分音符が入るようなリズムの場合は、1、2、3、4拍目で利き手の右手を使い、タンタカ タンタカというようなリズムは右 右左 右 右左が良いと勧められた。ほとんどそれが唯一の例外だ。だからこのSwallow Tail Jigの映像にはを見た時には驚いた。 この演奏者は左利きだ。そして全ての強拍を左手にしないと弾けないという。 亀工房のオリジナル曲、ジャーニーを習ったときにも、手順を変えたという。それはステージ上で2人が向かい合って演奏した時、はっきりと見て取れた。2人の動きは鏡のようで、一人の右手が上がるときに、もう一人の左手が上がるのだった。 それにしても、ジグの2、3拍、5、6拍を利き手でない方で連打するのは、かえって難しくないだろうか?と疑問に思ったが、試しにこのやり方で、といっても私は右利きなので、右手を1拍4拍にして弾いてみた。 意外に弾ける。そして、強拍に利き手を持ってきたほうが、リズム感が際立ち、音楽にメリハリができることがわかった。 一箇所、左手主導ならば生じない手のクロス(高音ブリッジの右側を左手で叩き、その次の音を高音ブリッジの左側で右手を使う、あるいはその逆のケースで、これも先生はできるだけ避けるようにしていた)があるが、すばやく手のポジション全体を左に移動させれば良いということもわかった。 もちろんニーマン流で交互に手を使うことは、特に左右の音の差の大きい初心者には必要なことだ。けれどある程度弾けるようになってきた時には、こういう方法も取り入れるとよいだろう。特に初心者のうちは、曲を手順で覚えているため、一度手順が狂うとその先が弾けなくなるという例をたくさん見てきたが、手順を変えるということは、その曲を音で覚えることにつながる。 言葉の説明だけではわかりにくいので、2種類の弾き方で弾いてみた。(後半は変えていない。) ▲
by yt-aoki
| 2012-09-23 18:04
| ハンマー・ダルシマー
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ドラマ「三毛猫ホームズの推理」、その前の映画「シャーロック・ホームズ」(2009)、けれどそれだけではなく、現在NHK・BSプレミアムでオンエア中の「シャーロック」にもダルシマーが使われているような・・・。
セカンド・シーズンの1回目を見て、「あれ?」っと思い、調べてみたのですが、ハンマー・ダルシマーのような音としか書いてないのです。でも、それらしい音は聴こえますよ。 SHERLOCK(シャーロック)2 <全3回> 7月22日(日)午後10:00~11:30 第1回「ベルグレービアの醜聞」 7月29日(日)午後10:00~11:29 第2回「バスカヴィルの犬(ハウンド)」 8月5日(日)午後10:00~11:29 第3回「ライヘンバッハ・ヒーロー」 ▲
by yt-aoki
| 2012-07-23 00:31
| ハンマー・ダルシマー
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私のダルシマー・デュオ、メリー・ストリングス。遠距離デュオでなかなか難しかったけれど、美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバルや、ドイツでの世界大会などに演奏の機会を見つけてきた。もともと彼女にはハープとのデュオがあり、私も小さなハープとのデュオがあったので、遠距離デュオがなくても音楽活動は続いていた。けれど、最後のステージから3年が経ち、ダルシマー・デュオをまたやりたいという気持ちが高まり始めていたところ、今年の美野里に彼女が参加することになった。
早速何を弾く?と連絡を取り合い、楽譜を送る。そして、彼女が美野里に参加するきっかけを作ってくれた演奏者とトリオもやってみたいねという話になる。2人を知っている私としても、ぜひ試してみたいと思う。彼女もトリオだったらこの曲と挙げてくる。それで、それぞれの活動を紹介しあい、トリオの練習もする機会を作ることにした。それが和歌山合宿。 彼女が提案してきたトリオの曲はバッハ。難しいけれど楽しい。最初のうち入れなかったベース・パートが入ってくると、思わず聞きほれてしまって、自分のパートを忘れるほど。何度か合わせ、これから1ヶ月の間にそれぞれが練習すれば、なんとかなるというところまで持って行った。 この成果は、5月26-27日の美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバルで。 会場は、茨城県小美玉市納場の上野牧場、入場料2,000円。 そして、とても楽しかった合宿の様子は、参加した2人が写真入りで詳細を記してくれているので、そちらで。 kurumiさんのハンマーダルシマー合宿 in 和歌山 いなっちぶろぐの29日(日)、30日(月)和歌山リュスモーネに行って来ました! ▲
by yt-aoki
| 2012-05-03 23:57
| ハンマー・ダルシマー
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「三毛猫ホームズの推理」第一話、あんな風に加工していただけるとは思いませんでした。
タイトルバックの音は違うのですが、義太郎が現場に出向くあたりから片山家で辞表が破られるまでの音楽を弾きました。ずっとオーケストラの音と合わせての演奏だったので、あんな風にスパッとオケの音を切って、ダルシマーの音だけが残されるなんて思いもよらず、感動! もう1曲は、森崎学部長の弟、富田総務部長との別れ際と、管理人の小峰さんが離れて行くところ。 CM前のジングルも少し弾きましたが、ほとんど聞こえません。 しかしそれ以外の音楽もアイリッシュ風であったり、アラブ風であったり、楽器もいろいろ使われているようで楽しいです。 以前にNHKの時代劇でダルシマーを使っていただいた時にも思ったのですが、音楽を気にしているとストーリーがわからなくなりますね。実はこのブログも、何度も再生しながら書いています。「ゲゲゲの女房」の音楽に参加された豊田耕三さんは、今日はどのシーンとツイートしていらっしゃいましたが、なかなかそういうことも難しい。でも次回からちょっと試してみようかと思います。 ▲
by yt-aoki
| 2012-04-16 11:28
| ハンマー・ダルシマー
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ダルシマーのメーリング・リストのメール、立て続けに入ってくると読みきれないし、同じ話題が何度も繰り返されもういいわと思うこともあるのですが、時には面白い話題があるのです。
昨日の話題はFlight-friendlyつまり飛行機に乗せるのに良いのは?というもの。 普段は車で移動するアメリカの人たち。だからこそ大きな楽器を使っているようですが、時々飛行機話題が登場します。以前は、楽器ケースの話がありました。 さて今回Flight-friendlyの話題をなげかけた人、12/11じゃ低音が足りなくて・・・という話。 ここでちょっと解説。アメリカでは12/11といって、左側の高音ブリッジの上に12コース、右側の低音ブリッジの上に11コースが乗る2オクターブ半の音域の楽器は入門用とされています。この楽器は通常最低音がピアノの真ん中のドの下のソから始まるのですが、真ん中のドからオクターブ上のドまでの半音がすべてあるわけではありません。レ#がないのです。このレ#を楽器の構造を変えずに得るためには、高音ブリッジを下へ3コース増やす必要があり、すると低音ブリッジも3コース増えて下のレから始まる3オクターブの楽器になります。3コース増やすので15/14で良いのですが、上にもレ#を作るために16/15としているメーカーもあります。 この話題への答えに、Master Worksのsopranoを使うというものがありました。日本でもMaster Worksの楽器を輸入して使っている人はいるけれど、ソプラノって何? と検索したら、 おお! 16/15を1オクターヴ上げた楽器です。底辺が31インチ(約79センチ)、重さは6ポンド半(約3キロ)というのでかなりコンパクト。バックパッカー・ダルシマーでは物足りないという人に良いかもしれない。 価格は569ドル(83円で計算して、47,227円)。 誰か買わないかな。見てみたいし弾いてみたい。 ▲
by yt-aoki
| 2012-03-14 09:27
| ハンマー・ダルシマー
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札幌在住の小松崎さんがラジオ番組をやっていることは以前から知っていた。特に2年近く前からツイッターを始めてからは、「今日は○○をかけます」などというつぶやきを読んでいた。
気にはなるけど、札幌のラジオを聞けるわけではない。その後、インターネットでもラジオが聞けることを知ったが、調べた当時はダメだった。 火曜日は、軽度の認知症で一人暮らしの母と過ごしている。その日は昼食後、台所の掃除をしていたが、母が見始めた再放送ドラマがいつのものか知りたくてパソコンを開いた。そしてついでにツイッターも開いたところ、小松崎さんのつぶやきに、 「16時からさっぽろ村ラジオ81.3MHz ネットラジオは、http://t.co/t6SP8diB」 を発見した。クリックしてみると、 「NewZoneFMに「さっぽろ村ラジオ(FM81.3)」が登場! 現在テスト放送中です!」 との文字。「音声はこちら」をクリックすると、スタジオの天井カメラからの映像が映った。なんとまあ、頭の上から映されていること、みな認識しているのかしら? しばらく母の見るドラマに付き合っていたが、突然思いついてひとりでさっさと夕食の買い物に行き、4時に戻ってネットラジオを開いた。ビロビジャンの長崎亜紀子さんの特集で、長崎さんが見えた! 声は?と音量を大きくすると、母が何をしているのかと覗きに来た。母は大きな音が苦手で、テレビも「これじゃ聞こえない」というくらい小さな音にしている。ちょうど長崎さんのクラリネットの音がしだして、大きすぎると文句を言われた。 幸いこの日は妹がいつもより一時間早く来て、母の相手をしてもらえたので結構聞けたけれど、しっかり聞くのは難しそうだ。それにたいてい4時台は買い物に出ている。それでもオフィスに勤務しているのとは違う。これからも可能性はありそうだ。 そして小松崎さんと浜田さんの本州ツアーが始まり・・・12日の夜は伊丹のライブハウスから、ライブの模様が生中継された! http://www.ustream.tv/recorded/20395142 数日前は札幌で、今回は伊丹と、同じ時間を共有できるとは。 小さなダルシマー社会にも、テクノロジーの波は押し寄せてきている。それがダルシ マーを広めるための、良い方向に作用してくれることを望む。 ▲
by yt-aoki
| 2012-02-13 23:26
| ハンマー・ダルシマー
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お正月、旅番組を見ていた時気にかかった曲。どこかで誰かが弾いていたような気がする。この出だしは、ダルシマー向きだ。
調べてみたら、意外にすんなり見つかって、楽譜もあった。 シェットランドのフィドラー、Tom AndersonのDa Slockit Lightという曲だった。 そういえば、あの番組はスコットランドの列車旅だったか。 ▲
by yt-aoki
| 2012-01-06 20:57
| ハンマー・ダルシマー
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弾き歌いではなく、歌、それも合唱と合わせているものを教えられた。
確かに昔、子供の合唱とダルシマーを合わせるという記事は読んでいたが、実際に目にしたのは初めて。 意外にダルシマーの音は負けてない。 ▲
by yt-aoki
| 2011-11-04 10:17
| ハンマー・ダルシマー
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